SIG「大自然&動植物」は、パソコン通信の黎明期からインターネット時代へと続く、日本のネットコミュニティにおける自然愛好家たちの重要な拠点でした。その系譜と変遷を整理します。
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| 1980年代後半 / パソコンの登場と通信のはじまり |
1988年3月、日本最大級のパソコン通信サービス PC-VAN (NEC運営)内に、小さなフォーラム 「自然の森」 (電子掲示板)として誕生しました。当初は「自然とのふれあい」をテーマにした控えめなスタートでしたが、有志が集まるにつれ、ネットワーク全体に交流の輪が広がっていきました。
1988年8月、PC-VAN内に SIG「大自然&動植物(DAISIZEN)」 が開設され、主宰者(SIGOP)として活動を開始。多くの会員を抱える人気コミュニティへと成長させて戴きました。
1989年3月、長野県奥蓼科温泉郷「渋の湯」にて、初のオフラインミーティングが開催され、初顔合わせ。感動的な盛り上がり!?が見られました。同年、夏には霧ヶ峰温泉郷オフ、関西鮒寿司オフ、焼岳オフ。秋から冬には丹沢バーベキューオフ、多摩川BW&芋煮会オフ等など、以後、全国各地で思い思いにオフが開催されるようになりました。オフに参加することで新しい出会いや新しい趣味に挑戦する方も多く見られました。
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| 1990年代前半 / パソコン通信の全盛期 |
この時期、『パソコン通信』 『ASAhIパソコン』などの雑誌で「パソコン通信が生んだ新しい趣味の形」として紹介され、広く認知されました。会員による野鳥観察、植物写真の共有、さらにはリアルのオフ会(観察会)など、デジタルとリアルを融合させた活動が活発に行われました。
1992年の夏、掲示板のひとつ「山のフォーラム」が SIG「山★ザ・マウンテン」として独立(以後兄弟SIGとして交流継続)。SIG内から専門的なコミュニティが誕生したことは、SIGOPとして、とても嬉しい出来事でした(^^)。
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| 1990年代後半 / インターネットの登場 |
1990年代後半になると、Windows95 の登場により、インターネットへの接続機能(Inernet Explorer)が標準で組み込まれ、インターネットの利用が急速に普及し始めます。テキスト中心のパソコン通信は、よりグラフィカルなインターネットに対抗できず、2000年頃に大手のパソコン通信サービスは相次いで撤退を始めます。
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| 2001年 / プラットフォームの終焉と移行 |
2001年4月、活動母体となっていたパソコン通信サービス PC-VAN がサービスを終了しました。これに伴い、SIGとしての活動の場は失われましたが、コミュニティの精神を維持するために有志が立ち上がり、ウェブサイトや各々の掲示板へと活動の場を移しました。
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| その後 / アーカイブと継承 |
インターネット上のホームページとして過去の記録や精神が引き継がれました。パソコン通信時代の「SIG」という形式は姿を変えましたが、現在のSNSにおける自然写真コミュニティや環境保護フォーラムの先駆け(DNA)として、その文化は日本のネット史に刻まれています。
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