| Realtek Network Driver for ESXi 検証報告 (無謀にも ESXi 8.0.3j に適用してみた) VMware-Re-Driver_1.101.01-5vmw.800.1.0.20613240.zip (ドライバ)Realtek Network Driver for ESXi VMware-Re-Driver_1.101.01-5vmw.800.1.0.20613240.zip (ネットワークカード)PLANEX GPE-2500TA Realtek RTL8125BG Controller 搭載 ★選定理由: 低発熱と省電力(最大1.12W) ※自宅ラボでは理想 (結果) カーネル層での認識は問題なく、管理ネットワークや vMotion は正常に機能する。 しかし、仮想マシンの編集画面で、Realtek のポートグループ(例 Realtek2.5G)が表示されず割り当てができない。 → この事象について回避方法を模索してみた。 |
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実機検証の結果をもとに、他のエンジニアやコミュニティでもそのまま活用できるフォーマットで検証報告をまとめました。 ------------------------------ ## ESXi 8.0 Update 3j 環境における Realtek NIC(RTL8125BG)の動作検証報告書 ## 1. 検証の背景と目的 ESXi 8.0 Update 3以降(および9.x)では、コミュニティドライバ(if_re)の登場により、Realtek製 2.5GbE/5GbE/10GbE チップのネイティブ認識が可能となった。しかし、マイナーパッチである ESXi 8.0.3j へのアップデートに伴い、仮想マシンへのネットワーク割り当てにおいて特有の制限(不具合)が発生したため、その挙動の特定と回避策の検証を行った。 ## 2. 検証環境 * ハイパーバイザー: VMware ESXi 8.0 Update 3j * 対象NIC: Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL8125BG 2.5GbE Controller (vmnic5) * 適用ドライバ: if_re (Realtek Network Driver for ESXi) VMware-Re-Driver_1.101.01-5vmw.800.1.0.20613240.zip * 対象仮想マシン: TESTVM01 ------------------------------ ## 3. 発生した現象(問題点) 1. カーネル層での認識は正常 * esxcli network nic list 上で vmnic5 は正常に認識(Link Status: Up / Speed: 2500 Full)されている。 * システム通信(管理ネットワークや vMotion など)のトラフィックは正常に通過する。 2. 管理・UI層での制限(本現象の核心) * 対象NICを割り当てた仮想スイッチ(vSwitch1)上にポートグループ(例: Realtek2.5G)を作成しても、仮想マシンの編集画面(Web UI)のドロップダウンメニューに該当ポートグループが表示されない。 * PowerCLI (API経由)で強制割り当てを試みても、The network "Realtek2.5G" doesn't exist on the host とエラーになり、システム内部で仮想マシン用ネットワークとして非表示(無効化)にされている。 ------------------------------ ## 4. 原因の特定 ESXi 8.0.3j の管理・API層において、「コミュニティ製(非ネイティブ認定)ドライバ配下のポートグループを、仮想マシンのプロビジョニング対象から除外(フィルタリング)する」 という仕様変更(または Web UI/API のバグ)が働いていることが原因。 ただし、パケットを流すデータプレーン(カーネル)自体は正常に動作している。 ------------------------------ ## 5. 確立した対処方法(回避策) Web UI および API のチェック機構を完全にバイパスするため、仮想マシンの構成ファイル(.vmx)を直接編集・再登録することで通信を確立させる。 ## 【詳細手順】 1. 仮想マシンの停止 * 対象の仮想マシン(例: TESTVM01)の電源をオフにする。 2. 構成ファイルのダウンロード * ESXiのデータストアブラウザから、対象VMのフォルダ内にある [仮想マシン名].vmx をローカルPCにダウンロードする。 3. パラメータの書き換え * テキストエディタでファイルを開き、ネットワーク名(networkName)を Realtek 側のポートグループ名に直接書き換える。 # 変更前 (例) ethernet0.networkName = "VM Network" # 変更後 (作成した Realtek 用ポートグループ名) ethernet0.networkName = "Realtek2.5G" * ※必要に応じて ethernet0.virtualDev = "vmxnet3" であることも確認。 4. ファイルのアップロード * 編集した .vmx ファイルをデータストアの元の場所にアップロード(上書き)する。 5. インベントリの再読み込み(最重要) * Web UI の仮想マシン一覧で、対象VMを右クリック > 「登録解除」 をクリック。 * データストアブラウザを開き、先ほど上書きした .vmx ファイルを右クリック > 「仮想マシンの登録」 を実行。 6. 通信確認 * 仮想マシンの電源をオンにする。Web UI のツリー表示上で該当ポートグループ配下に VM が配置され、ゲストOS内から 2.5Gbps での正常な通信が行えることを確認。 ------------------------------ ## 6. 結論と総合評価 * 評価: ⚠️ 制限付きの条件付き動作(要ノウハウ) * 総評: ESXi 8.0.3j 環境における Realtek ドライバ(if_re)は、通信の安定性・速度自体には問題がないものの、GUI からの運用管理性に大きな制限が加わることが判明した。 今後、新規VMの追加やネットワーク変更を行う際は、都度 .vmx ファイルの手動書き換えによるインベントリ再登録が必要となる。自宅ラボ等の運用においては十分に実用可能だが、この「アップデートの罠」と回避策のハンドリングを前提とした運用が求められる。 しかしながら、Realtek Controller を使用できるメリットは大きいと感じる。検証はしていないが、本ドライバでサポートされる 10GbE の Realtek RTL8127AT Controller を搭載した製品(PLANEX GPE-XGTなど)であれば、最大消費電力が 2.5W に抑えられており、省電力や発熱が気になるPC環境では期待できるのではないだろうか。 ------------------------------ |
| ※参考情報 PLANEX GPE-XGT 10GbE Realtek RTL8127AT Controller 搭載 |
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