2003年10月13日〜10月17日
IT・インフラ関連
上海杭州訪問記
上海訪問で得られたIT・インフラ情報を以下にまとめてみました。実際のところ、上海はインフラに関して発展途上にあり、事実上、中国電信(China-Telecom)の一社独占状態で、競争原理がまだ充分に働いていないような印象を受けました。日本のように、高速なインターネット環境を容易に得ることができず、大変不便に感じました。

電源事情
上海や杭州の電源コンセントは 220V 50Hz。最近のノートパソコンのACアダプタは、何処の国の電源電圧にも対応できるように、小型で汎用性の高いスイッチング電源が主流になっています。従来はトランスを使って電圧を変換していましたが、今では特別にノイズを嫌うものでもない限り、見かけなくなりました。

ACアダプタのラベルを見て、「
INPUT AC100-240V 50-60Hz , OUTPUT 16V 4.5A 」等と表記されていれば、その入力(INPUT)の範囲内で利用できる事になります。当然、メーカー保証外の利用になりますが・・・。

電源コンセントの形状は、国によってマチマチなので、変換アダプタが必要になるケースが殆どなのですが、上海や杭州では写真にある
上側のコンセントに差し込むだけで利用できます。

ACアダプタのラベル
(IBM ThinkPad T23)


ホテルの電源コンセント

インターネット事情
上海のインターネット事情は、早くからADSLが広く普及していたものの、速度は最大で1Mbpsまで。この辺りは、電話回線の品質によるものと考えられます。回線とプロバイダは中国電信(China-Telecom)を利用する以外に選択肢はありません。上海では、「FTTB+LAN」と「ADSL」が選択できます。「FTTB+LAN」は、ビル単位となり最近の新しいビルで利用できます。ただ、「FTTB+LAN」と「ADSL」で実効速度は変わりません。512Kbpsと1Mbpsしかサービスがないためです。
ADSLモデムとVPN装置

モバイル事情
上海のモバイル事情は、正直言ってよく解りません。そもそも屋外でインターネットに接続できる環境は携帯電話しかなく、実際にはあまり利用されていないのが実情のようです(需要がないのかもしれません)。日本から渡航した場合で、実用的に使えるのはホテルの電話(モデム)接続くらいです。

日本のホテルですと、最近は、部屋の中にRJ-45のEtherNetポートが出ていて、PCを接続するだけで高速なインターネットが利用できるようになってきました。しかし、中国では必要性が低いのかそんなホテルはありません。

モデムによる接続で、日本より便利だと思ったのは、上海・大連・鞍山・瀋陽などでは「中国電信」(China Telecom)が行っているプロバイダ料金込みのサービスがあることです。ホテルの外線発信番号に続けて「
8163」をダイヤルし、ユーザー名・パスワードともに「8163」でインターネットに接続できます。料金は電話代のみで、市内通話料金程度で利用できます。その他の地域でも似たようなサービスを行っているようですので、行き先に応じて調べる必要があります。

電脳事情
上海の若者が知る「秋葉原のラジオ会館のような場所」を訪れました(訪れたのは平日です)。店舗の形態はビルの中に一坪店舗が沢山入っており、概して「モノは潤沢に揃っている」という印象です。有名メーカー製のPCやパーツの値段は、日本より若干高め。少し気になったのはソフトウェアを販売している店舗は大変少ないこと。堂々とコピー品が店頭で売られていた2年ほど前にくらべれば状況は良くなったのかもしれません。そこで、気になったのは店頭のパッケージがやけに年季が入っていること。恐らく、何処かにコピー品の闇市場があるのでしょう。聞いた話では「中国はコピーできない物には金を払うが、コピーできる物には払わない」という論理があるそうな。

上海杭州訪問記
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